猫の皮膚病の治し方は?5つのステップで解説

「愛猫の皮膚病が疑われるから治し方を詳しく知りたい」
「愛猫が痒がっているけど、まずどうしたら良いか分からない」
などお困りではありませんか?

愛猫の毛がたくさん抜けた、皮膚が赤い、痒がっているなどの様子が見られたら、飼い主さんは一刻も早く治してあげたいと心配になりますよね。

そこで、今回は猫の皮膚病の治し方を5ステップで解説します。

猫の皮膚病の治し方は症状や原因により様々ですが、愛猫の健康を守るためには早めに獣医師に相談して原因を特定し、適切な治療をとるのが最適です。

南柏たなか動物病院では、日本で数人しかいないアジア獣医皮膚科の専門医が病院顧問となり、より高水準の皮膚科・耳科診療を行うことが可能です。

院内は居心地の良い環境や話をしやすい雰囲気づくりを意識しており、飼い主様の不安に寄り添いながら診察しております。

WEB・お電話からの完全優先制を取り入れております。お気軽にお問い合わせください。

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目次

猫の皮膚病の症状と原因

猫の皮膚は毛に覆われているため、特に長毛の猫の場合は皮膚病の発見が遅れる可能性もあります。

ここでは、猫の皮膚病の一般的な症状と代表的な皮膚病、考えられる原因について解説します。

猫の皮膚病の一般的な症状

猫の皮膚病には様々な種類があり、それぞれ異なる症状が見られます。

一般的な症状としては、以下のようなものがあります。

・かゆみ
・脱毛
・赤みや炎症
・かさぶたやフケ
・異臭
・湿疹や膿疱
・行動の変化

猫の皮膚病で「かゆみ」は最も一般的な症状で、猫が頻繁に体を掻いたり、舐めたりすることがあります。

また、皮膚病が進行すると毛が抜けることがあり、特に掻いたり舐めたりする部分で脱毛が見られます。

感染やアレルギー反応の兆候で皮膚が赤くなる、腫れる、異臭がすることも。

かゆみや不快感から、隠れる、食欲が落ちる、攻撃的になるなど猫が普段と違う行動をすることもあります。

上記のような症状が愛猫に見られた場合は見逃さず、早めに対処することが大切です。

猫の代表的な皮膚病と考えられる原因

猫の皮膚病には、いくつかの種類があります。

代表的な皮膚病は次の通りです。

・ノミアレルギー性皮膚炎
・皮膚糸状菌症
・細菌感染
・アトピー様皮膚症候群
・脂漏性皮膚炎

ノミアレルギー性皮膚炎はノミの唾液に対するアレルギー反応で、ノミが猫の皮膚に寄生し、かゆみや炎症を引き起こします。

皮膚糸状菌症は、真菌(カビ)が猫の皮膚に感染することによって発生し、脱毛、かさぶた、皮膚の赤み、かゆみなどが見られます。

この病気は人にもうつることがあり、リングワームという赤みが円形に広がっていくは特徴的な症状があります。

細菌感染は傷や皮膚のバリアが破綻したところから菌が侵入し、膿が出る、赤み、腫れ、かゆみなどが見られます。

アトピー様皮膚症候群は環境中のアレルゲン(花粉、ほこり、カビなど)に対するアレルギー反応で、かゆみ、赤み、脱毛、皮膚の乾燥などが見られます。

特に顔周りに症状が強く出ることがあり、その他にも腕や足にもよく認められます。

皮脂腺の異常により皮脂の分泌が過剰になることが原因で、皮膚が脂っぽくなり、かゆみやフケが見られるのが脂漏性皮膚炎です。

ストレスやホルモンバランスの乱れも関与することがあります。

皮膚病は、適切な診断と治療が必要ですので、猫に異常が見られた場合は、早めに獣医師に相談することをお勧めします。

愛猫の健康を守るために、定期的な健康チェックも大切です。

猫の皮膚病の治し方5ステップ

猫の皮膚病の治し方は原因や症状により様々ですが、ここでは一般的な皮膚病の治し方と家庭でできるケアについて5ステップで説明します。

ステップ①:獣医師に相談する
ステップ②:処方された薬を正しく使う
ステップ③:環境を整え、清潔な生活空間をつくる
ステップ④:食事の栄養バランスに気をつける
ステップ⑤:定期的に皮膚の状態をチェックする

適切な治療法を知るとともに、愛猫の皮膚病悪化を防ぎましょう。

ステップ①:獣医師に相談する

愛猫の皮膚病を疑った場合、まずは獣医師に相談しましょう。

獣医師は、猫の状態を詳しく診断し、適切な治療法を提案してくれます。

また、早期に対処できるため、猫の負担も軽減されるでしょう。

動物病院での皮膚病の治療は皮膚病の種類によって異なりますが、代表的な治療法は次の通りです。

・薬物療法:飲み薬や注射での薬物注入など
・外用薬:抗菌作用のあるシャンプーやかゆみ、炎症を抑えるクリームなど
・食事療法:アレルゲン除去食など

私たち「南柏たなか動物病院」では、日本で数人しかいないアジア獣医皮膚科専門医のサポートのもと、特殊な疾患にも対応できるよう努めております。

愛猫の体の負担になるお薬は必要な時のみ、できる限り抗生物質に頼らずに外用療法やスキンケアで対応しています。

猫優先の待合スペースや猫専門外来(猫ちゃんだけを診察する時間)もご用意していますので、お気軽にご相談ください。

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ステップ②:処方された薬を正しく使う

獣医師から処方された薬は、必ず指示通りに使用することが大切です。

薬の効果を最大限に引き出すためには、以下のポイントに注意しましょう。

・指定された用量を守る
・指定された期間、継続して使用する
・副作用が出た場合は、すぐに獣医師に相談する

正しく薬を使うことで、愛猫の皮膚病を効果的に治療することができます。

ステップ③:環境を整え、清潔な生活空間をつくる

愛猫の皮膚病を治すためには、生活環境を整えることも重要です。

清潔な生活空間を作るためには、以下のことを心がけましょう。

・定期的に掃除を行う
・ベッドや毛布をこまめに洗濯する
・ノミやダニを防ぐための対策を講じる

清潔な環境を保つことで、愛猫の皮膚病の再発を防ぐことができます。

ステップ④:食事の栄養バランスに気をつける

愛猫の健康を維持するためには、栄養バランスの取れた食事が欠かせません。

特に皮膚病の治療中は、以下の栄養素に注意しましょう。

・オメガ3脂肪酸:皮膚の健康を保つために重要
・ビタミンE:抗酸化作用があり、皮膚の回復を助ける
・高品質なタンパク質:筋肉や皮膚の健康を支える

栄養バランスの良い食事を心がけることで、猫の免疫力を高め、皮膚病の回復を促進します。

ステップ⑤:定期的に皮膚の状態をチェックする

愛猫の皮膚病を予防するためには、定期的に皮膚の状態をチェックすることもお忘れなく。

以下のポイントに注意して観察しましょう。

・かゆみや赤みがないか
・脱毛やフケの増加はないか
・皮膚に異常が見られた場合は、すぐに獣医師に相談する

定期的なチェックを行うことで、早期に問題を発見し、適切な対処が可能になります。

まとめ:猫の皮膚病の治し方を知り、予防に努めよう!獣医師へ早期相談も大切

猫の皮膚病は、早期に対処することで改善が期待できます。

愛猫の皮膚病に異常が見られた場合は、早めに獣医師に相談し、適切な治療を受けましょう。

また、猫の皮膚病についての知識を深め、予防に努めることが大切です。

定期的なチェックも忘れずに行い、愛猫の健康を守りましょう。

南柏たなか動物病院では、より高水準な皮膚科・耳鼻科診療だけでなく、様々な病気のご相談を受け付けています。

WEB・お電話からの完全優先制を取り入れております。

猫優先の待合スペースや猫専門外来(猫ちゃんだけを診察する時間)もご用意していますので、少しでも愛猫の異変を感じた場合は、お気軽にお問い合わせください。

\ 愛猫の皮膚に異変を感じたら/

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