「愛犬の皮膚が黒くなっていて心配…」
「最近、愛犬の皮膚が黒く変色して毛が抜けてきてしまっている」
とお困りではありませんか?
愛犬の皮膚が黒く変色し、さらに毛が抜けてしまうと飼い主さんは心配ですよね。
犬の皮膚が黒くなり、毛が抜けてしまう症状は単なる老化や生活環境の影響の場合もありますが、重篤な病気の場合もあります。
しかし、問題のない症状か病気の症状なのかわかりませんよね。
そこで今回は、「病気に関わる皮膚の黒ずみを見極めるポイント」や「皮膚が黒くなり毛が抜けてしまう代表的な病気」について解説していきます。
愛犬の皮膚が黒くなってきている・・・と心配な方は、ぜひご覧くださいね。
南柏たなか動物病院では、日本で数人しかいないアジア獣医皮膚科の専門医が病院顧問となり、より高水準の皮膚科・耳科診療を行うことが可能です。
院内は居心地の良い環境や話をしやすい雰囲気づくりを意識しており、飼い主様の不安に寄り添いながら診察しております。
WEB・お電話からの完全優先制を取り入れております。お気軽にお問い合わせください。
\ 愛犬の皮膚に心配事があるなら /
皮膚の正常な黒ずみと異常な黒ずみの違いと見分けるポイント4つ
犬の皮膚が黒ずんできている場合、以下のポイントをチェックしてください。
・皮膚の状態
・毛の状態
・場所
・体調
問題のない黒ずみか、病気に関わる黒ずみかをしっかり見極めて事前に対策しましょう。
ポイント①:皮膚の状態
皮膚の黒ずみが正常である場合は一般的に乾燥したり、厚みが増したりすることはありません。
心配のない黒ずみは「色素沈着」といって、徐々に黒くなっていきます。
年齢や摩擦によるものが多く、炎症やかゆみなどの症状はありません。
一方、異常な黒ずみの場合は皮膚が硬く厚くなり、ガサガサした触感になります。
さらに赤みやかゆみ、炎症などがあり、脂っぽさやベタつきがある場合は注意しましょう。
皮膚の質感が変わったり悪臭がしたりする、犬がしきりに皮膚を掻く場合は何か病気の可能性も考えられるため、注意が必要です。
ポイント②:毛の状態
心配のない黒ずみでは、毛が抜けることはほぼありません。
摩擦によって毛が少し薄くなってしまうことはあり得ますが、全体的ではなく特定の箇所のみ薄くなるのが一般的です。
もし、皮膚の黒ずみと同時に毛が抜けてしまう場合は、何か病気の影響も考えられます。
病気の症状が進行すると毛が抜け落ちたり、薄くなったりすることがあり、触ると毛がパラパラと抜けやすくなってしまうこともあります。
また、皮膚のかゆみから掻きむしってしまうことで、毛が抜けることもあるためきちんと犬の様子を観察しましょう。
ポイント③:場所
皮膚の黒ずみが発生している場所も見分けるポイントです。
摩擦などが原因で黒ずみができる場合は心配する必要はなく、関節や肘、脇の下や足の内側などで起こりやすく、日常的な動作の繰り返しで発生します。
一方、異常な黒ずみは特定の疾患に関する部位に現れることが多く、背中やお腹など広範囲で左右対称に黒ずみができます。
また、耳や指の間、脇の下や腹部などに黒ずみが集中してできる傾向もあるため、定期的に黒ずみができていないか確認しましょう。
ポイント④:体調
正常な黒ずみは、体調に影響はなく元気で健康的です。
高齢犬の場合、年齢とともに黒ずみが増えることがありますが、体調に大きな変化が見られない場合は安心して良いでしょう。
しかし、皮膚の黒ずみと同時に元気がなくなったり、食欲が低下したりするなど体調不良が見られる場合は、より深刻な病気が疑われます。
犬が日常的に不調を感じているようであれば、早めに動物病院での診察を受けることが大切です。
犬の皮膚が黒くなり毛が抜ける病気4つ
皮膚の黒ずみと脱毛が病気によるものである場合、代表的なものとして以下の病気が考えられます。
・マラセチア皮膚炎
・アトピー性皮膚炎
・甲状腺機能低下症
・クッシング症候群
病気の特徴を見極めて、早期発見に努めましょう。
考えられる病気①:マラセチア皮膚炎
マラセチア皮膚炎は、酵母菌の一種である「マラセチア」が湿気や皮脂の分泌が多い場所に異常繁殖してしまい、赤みやかゆみなどの炎症が起こる皮膚病です。
皮膚が黒ずんで赤みやかゆみだけでなく、ベタつきや湿った独特な悪臭がし、油っぽい皮脂のカサつきもみられます。
特に湿気の多い耳や指の間、脇の下などに発生しやすく、犬がしきりに掻くことで毛が抜けてしまうこともあります。
かゆみが強い場合はスキンケアや外用薬、状況により飲み薬を使用することでかゆみや炎症を抑えられるでしょう。
考えられる病気②:アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎はアレルギー体質の犬によってみられる疾患で、ダニや花粉、食べ物などのアレルゲンによる過剰反応によって引き起こされる皮膚病です。
かゆみが強く、犬が掻き続けることで皮膚が黒ずんで硬くなり、毛が抜けてしまうことがあります。
特に顔や耳、足の裏などアレルゲンが触れやすい箇所に脱毛がみられることが多く、悪化すると広範囲になることもあります。
また、アレルギーの原因がダニや花粉の場合、定期的に掃除をおこない、犬の寝具も清潔に保ってアレルゲンへの接触をできるだけ減らすことが有効です。
食物アレルギーが原因の場合は、アレルゲンフリーのフードに切り替え、バランスの良い栄養素を摂取できるよう管理しましょう。
考えられる病気③:甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌が不足することで代謝が低下し、皮膚や毛の健康にも影響が出てしまう病気です。
中年から高齢の犬に多くみられ、元気がなくなり体重が増加する、皮膚が黒ずみ毛が抜けることもあります。
また左右対称に脱毛が進むことが多く、特に身体の側面や背中などに現れることが多いでしょう。
治療として甲状腺ホルモン薬が処方されますが、通常は終生服用が必要になり、定期的に血液検査を受けて薬の投与量を調整していきます。
考えられる病気④:クッシング症候群
クッシング症候群は、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が過剰に分泌されることによって代謝や免疫系に異常が生じる病気です。
症状として皮膚が薄くなり、背中や腹部など左右対称に毛が抜けやすくなります。
さらに皮膚が黒ずんでお腹が膨らむ、筋肉が衰えるといった体型の変化もみられます。
治療方法として副腎から分泌されるホルモンを調整するために、ホルモン分泌を抑える薬が処方されることが一般的です。
この病気は進行性のため、早期発見と治療が大切です。
南柏たなか動物病院では、あらゆる症状のお悩みに寄り添いながら診察いたします。
予約の際は、WEB・お電話でしていただくことで待ち時間が少なくすみます。
\ 愛犬のために早期発見が大切 /
犬の皮膚が黒くなって毛が抜けてしまったときの治療法や予防方法とは?
犬の皮膚が黒くなり毛が抜けてしまった場合、まずは動物病院での診察を受けることが最優先です。
少しでもおかしいと思うような皮膚の黒ずみを見つけたときは、早めに適切な診断と治療を受けましょう。
獣医師の診断のもと病気に応じて薬が処方され、必要な場合は検査や治療がおこなわれます。
皮膚が黒ずんだり、毛が抜けたりする病気の予防策としては、定期的なシャンプーや保湿ケアが重要です。
皮膚の清潔を保ち、乾燥や菌の増殖を防ぐことで皮膚トラブルを避け、健康を保てます。
また、定期的な健康診断もよいでしょう。
大きな体調の変化がなくても、知らないうちに病気になっている可能性もあります。
そのため、きちんと体調を管理してさまざまな病気にならないように気をつけることで、愛犬の病気を予防できますよ。
まとめ:犬の皮膚が黒く毛が抜けてしまう場合は早期の治療が大切!動物病院をお探しなら南柏たなか動物病院へ行こう
犬の皮膚が黒く変色し、毛が抜ける原因にはさまざまな病気が関わっている場合があります。
皮膚が黒ずんでも心配がない症状もありますが、少しでも異変を感じた場合は症状が軽くても、早めに対処することで重症化を防げます。
少しでも異常に気づいたら動物病院での診断を受け、適切な治療や薬の投与をおこないましょう。
信頼できる動物病院をお探しなら、「南柏たなか動物病院」への受診をご検討ください。
南柏たなか動物病院では、より高水準な皮膚科・耳鼻科診療だけでなく、様々な病気のご相談を受け付けています。
WEB・お電話からの完全優先制を取り入れております。
少しでも愛犬の異変を感じた場合は、お気軽にお問い合わせください。
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