『犬にシャンプーとリンスは必要?』
『犬のシャンプーとリンスは人間用で代用できる?』
犬のシャンプー、リンスの選び方は人間用ではないのでイメージがつきにくい方も多いのではないでしょうか。
本記事では、犬にシャンプーとリンスが必要な理由や正しい選び方のポイントについて詳しく解説しています。
ご自身の愛犬に合った犬用シャンプーやリンスを使ってあげることは、犬の皮膚と被毛の健康を保つために非常に重要です。
南柏たなか動物病院では、日本でも数少ないアジア獣医師皮膚科専門医が診察を行っており、皮膚の病気にも幅広く対応しています。
犬のシャンプー、リンスに関するお悩みをお持ちの方はお気軽にご相談ください。
電話やWebから予約できるので、待ち時間を短縮することも可能です。
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犬にシャンプーとリンスが必要な理由5つ
犬用のシャンプーとリンスが必要なのか、疑問に思う飼い主さんに向けて必要な理由を5つご紹介します。
・犬の肌は人よりも薄く敏感だから
・人間用のシャンプーは犬に有害な可能性があるから
・保湿や毛のケアが必要だから
・皮膚トラブルの予防につながるから
・犬種によって必要なケアが変わるから
それぞれ詳しく解説します。
理由①:犬の肌は人よりも薄く敏感だから
犬の表皮厚はなんと人間の1/3薄さしかなく非常に敏感です。
毛で覆われている皮膚を清潔に保ってあげるためには、シャンプーやリンスを使って適切なケアをしてあげることが大切です。
理由②:人間用のシャンプーは犬に有害な可能性があるから
前項で述べたとおり犬の皮膚は人よりもデリケートなので人間用のシャンプーやリンスは逆効果の可能性があります。
人間用のシャンプーに使われている香料は、犬にとってとても刺激があり有害です。
犬の健康のためにも犬用のシャンプー、リンスを使ってあげましょう。
理由③:保湿や毛のケアが必要だから
犬にシャンプー、リンスを使ってケアしてあげることは皮膚、毛のケアにつながります。
シャンプーだけでも良いと思うかたもいるかもしれませんが、毛の長い犬種はシャンプー中に絡まることもあります。
毛が絡まってしまうと、
・毛で覆われて皮膚まで洗えない
・絡まった毛が引っ張られて皮膚に負担がかかる
・毛の間の汚れが取れない
などのリスクが考えられます。
また、犬用のシャンプー、リンスでは保湿効果があるものもあるので皮膚へのダメージを考慮して保湿も配慮してあげましょう。
理由④:皮膚トラブルの予防につながるから
犬に定期的にシャンプーやリンスをしてあげることで、皮膚トラブルの予防や改善に役立ちます。
適切な頻度としては、月に1〜2回程度がおすすめです。
清潔な状態を保つことで、皮膚のバリア機能が安定し、かゆみや湿疹、フケといった皮膚トラブルが起きにくくなります。
ただし、洗いすぎは皮脂を過剰に取り除き、乾燥によるトラブルの原因になるため注意が必要です。
南柏たなか動物病院では、日本で数名しかいないアジア獣医皮膚科の専門医が診察を担当しており、幅広い皮膚の病気に対応しています。
愛犬のシャンプーの頻度や皮膚の状態でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
理由⑤:犬種によって必要なケアが変わるから
犬は毛の長い種類や短い種類、皮膚トラブルが起きやすい子や乾燥肌の子など犬種、個体によって必要なケアが異なります。
また、犬は高齢になると体力も衰えてきますので年齢に合わせてケアを変えて行く必要もあります。
シャンプー、リンスに関しては
・毛の長い犬種の子
・毛を伸ばすアレンジをしている子
・毛が細く絡まりやすい子
は特に必要なケアです。
ご自身の愛犬に合ったケアができるよう、シャンプーリンスについてもトリマーさんや動物病院で相談するのが安心ですよ。
以上が犬にシャンプーとリンスが必要な理由です。
犬の皮膚は人間よりも敏感なため、犬専用の低刺激シャンプーやリンスで日常的にケアしてあげることが大切です。
南柏たなか動物病院では、日本で数名しかいないアジア獣医皮膚科の専門医が診察を担当しており、幅広い皮膚の病気に対応しています。
シャンプー、リンスの頻度や選び方、皮膚の状態などお気軽にご相談ください。
初めてでも安心!犬用シャンプー、リンスの選び方3選
たくさんの種類の中から愛犬に合ったシャンプー、リンスを選びたい飼い主さんに選び方のポイントを3つご紹介します。
・成分を参考に選ぶ
・犬の毛質肌質から選ぶ
・犬の生活習慣から選ぶ
それぞれ詳しく解説します。
ポイント①:成分を参考に選ぶ
犬用のシャンプー、リンスは成分から選ぶと失敗しにくいです。
・香料
・硫酸系界面活性剤
・アルコール
などの成分は犬にとって刺激が強すぎるため避けましょう。
これらは犬にとって刺激が強く、皮膚のトラブルの原因になりかねません。
アロエエキスやカモミールなどの植物由来成分を使った低刺激タイプの製品を選ぶと失敗しにくいです。
成分に不安がある場合は、動物病院でおすすめの犬用シャンプー・リンスを聞いてみるのが安心です。
ポイント②:犬の毛質、肌質から選ぶ
犬のシャンプー、リンスがその子に合っていないと
・かゆみ
・毛玉
・フケ
などの皮膚トラブルを誘発してしまいます。
犬の肌タイプに合わせて使うシャンプー、リンスを選ぶのがおすすめです。
肌タイプ | 特徴 | 選び方 |
敏感肌乾燥肌 | フケや赤みが出やすい | 高保湿タイプ低刺激タイプ |
脂性肌 | 体臭が気になるベタつきを感じる | 洗浄力が高すぎないシャンプーリンスなどは様子を見ながら |
長毛種 | 毛玉ができやすい静電気で広がる | しっとり系のシャンプーリンスも重めのもの |
短毛種 | 皮膚が見えやすい毛が抜けやすい | 低刺激のシャンプーリンスは必要に応じて |
犬の肌タイプの特徴と簡単な選び方をご紹介しました。
短毛種の子と長毛種の子では、適切なケアの方法や使うシャンプー、リンスなどが全く異なります。
その子の肌タイプに合ったシャンプー、リンスを選べるように普段から注意してみてあげましょう。
不安な方は動物病院で相談してみるのも良いですよ。
ポイント③:犬の生活習慣から選ぶ
犬の生活習慣からシャンプー、リンスを選ぶと良い場合もあります。
生活スタイルや体調によっても、シャンプーやリンスの選び方は変わります。
例えば、長時間のシャンプーが難しい子には、リンスインシャンプーを使って時短・負担軽減してあげるのが効果的です。
また、外でよく遊ぶ子は汚れやすいため、洗浄力が高すぎるものを避け、お湯洗いと併用して最小限のケアにすると安心です。
頻度が多くなる場合は、毎回リンスを使わず様子を見ながら取り入れると、負担を軽減できます。
以上が、犬のシャンプーとリンスの選び方のポイント3つです。
犬によっていい悪いが異なるので愛犬に合ったシャンプー、リンス選びをすることが大切ですよ。
まとめ:犬のシャンプーとリンスで肌と毛並みのケアをしましょう!
今回は、犬にシャンプーやリンスが必要な理由とその選び方のポイントについてご紹介しました。
市販の犬用シャンプー・リンスは種類が豊富で迷いやすいですが、成分・毛質・生活スタイルを意識することで、愛犬にぴったりの製品を選ぶことができます。
南柏たなか動物病院では、皮膚に関する専門的な診察が受けられます。
WEBや電話からの予約を優先して受け付けているため、お気軽にご相談ください。
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