犬のシャンプーで注意すべきポイントとは?正しい洗い方と頻度を徹底解説

「愛犬のシャンプーをしたらフケが出た…」

「洗いすぎは良くないって聞いたけど、どのくらいの頻度がいいの?」

と悩んでいる飼い主さんも多いのではないでしょうか。

犬のシャンプーはただ汚れを落とすだけではなく、肌トラブルを防いで健康を維持するために重要なケア方法のひとつです。

しかし、間違った方法でシャンプーしてしまうと皮膚の乾燥・かゆみ・炎症などのトラブルを引き起こす可能性があります。

この記事では、犬のシャンプーで注意すべきポイントを詳しく解説します。

正しい頻度や洗い方、失敗しないコツを知りたい方はぜひ参考にしてください。

 

南柏たなか動物病院では、日本で数人しかいないアジア獣医皮膚科の専門医が病院訪問を担当しており、あらゆる皮膚の病気の治療が可能です。

院内は居心地の良い環境や話をしやすい雰囲気づくりを意識しており、飼い主様の不安に寄り添いながら診察しておりますので、お気軽にご相談ください。

\愛犬の皮膚に異変を感じたら/

目次

犬のシャンプーをする際の注意点3つ

犬のシャンプーは洗っている最中だけでなく、シャンプー前後のケアも非常に重要です。

ここでは、シャンプー前後の注意点を解説していきます。

・シャンプー前は必ずブラッシングする

・すすぎ残しがないように丁寧にすすぐ

・しっかり乾かす

適切な準備とアフターケアをおこなうことで、愛犬の皮膚や被毛をより健康に保てますよ。

注意点①:シャンプー前は必ずブラッシングする

シャンプー前には、必ずブラッシングしましょう。

毛玉があるとシャンプーが行き届かず、皮膚トラブルの原因になります。

特に長毛種(ゴールデンレトリバー、マルチーズなど)は、毛が絡まりやすいため、念入りにブラッシングすることが大切です。

また、ブラッシングすることで、抜け毛や皮膚の汚れを事前に取り除け、シャンプー時の泡立ちが良くなるというメリットもあります。

注意点②:すすぎ残しがないように丁寧にすすぐ

シャンプーのすすぎ残しは、皮膚のかゆみや炎症の原因になります。

特に脇の下やお腹、足の裏などは泡が残りやすいので注意しましょう。

すすぎの目安は、泡が完全になくなってから、さらに1〜2分流すことです。

すすぎ残しがあると皮膚が赤くなったり、かゆみを引き起こしたりしてしまうことがあるため、念入りにおこないましょう。

注意点③:しっかり乾かす

シャンプー後の自然乾燥は雑菌が繁殖しやすく、皮膚病のリスクが高まります

特に耳の周りや足の付け根は湿気がこもりやすい部分なので、しっかり乾かすことが重要です。

ドライヤーを使う際のステップは以下の通りです。

1.低温設定にする

2.ドライヤーを犬の体から20cm以上離す

3.タオルドライでしっかり水分を取ってからドライヤーを使う

ポイントを意識することで、熱によるダメージを防ぎながらしっかりと乾かせるでしょう。

犬のシャンプーでの基本ポイント3つ

犬のシャンプーにはいくつか基本的なポイントがあります。

・人間用シャンプーではなく犬専用のものを使う

・洗いすぎない

・お湯の温度に気をつける

ポイントを押さえておくことで、愛犬の皮膚や被毛を健康に保てるでしょう。

ポイント①:シャンプーは犬専用のものを使う

まず、絶対に避けるべきなのが人間用シャンプーを使うことです。

人間の皮膚は弱酸性なのに対し、犬の皮膚はアルカリ性寄りです。

そのため、人間用のシャンプーを使ってしまうと犬の皮膚には刺激が強すぎて、乾燥やかゆみ、炎症を引き起こす原因になります。

そのため、犬専用の低刺激シャンプーを使用して、愛犬の皮膚に優しいケアを心がけましょう。

ポイント②:洗いすぎない

犬のシャンプーは、汚れたからすぐ洗うというやり方はNGです。

犬の皮膚は人間よりもデリケートで、洗いすぎると皮脂が失われてしまい、乾燥や炎症の原因になります。

適切なシャンプーの頻度は、犬種や皮膚の状態によって異なりますが、一般的には2〜4週間に1回程度が目安です。

ただし、皮膚が脂っぽい犬種(シーズー、フレンチブルドッグなど)は少し頻度を増やす必要があるので、愛犬に合ったペースを見つけることが重要です。

ポイント③:お湯の温度に気をつける

シャンプー時のお湯の温度が熱すぎると、犬の皮膚を傷つけてしまう原因になります。

理想的な温度は37〜39℃程度で、少しぬるめの温度がベストです。

人間が触れても熱く感じない程度の温度で、しっかりとシャンプーしてあげることで愛犬の清潔な体を維持できますよ。

 

南柏たなか動物病院では、犬や猫のあらゆる症状のお悩みに寄り添いながら診察いたします。

予約の際は、WEB・お電話でしていただくことで待ち時間が少なくすみます。

\愛犬のためには早期発見が大切/

犬のシャンプーでよくある疑問

いざシャンプーしようとしても「どうしたら良いの?」と疑問に思うこともありますよね。

どうすればいいのか分からないままシャンプーしてしまうと、愛犬に嫌な思いをさせてしまったり、肌トラブルの原因をつくってしまったりします。

そのため、事前に疑問を解消して安全にシャンプーしてあげましょう。

シャンプーが苦手な犬の対処法は?

なかにはお風呂が苦手な犬も多く、シャンプーの時間がストレスになってしまうことがあります。

そんな時は、以下の方法を試してみましょう。

1.事前にシャワーの音に慣れさせる

2.お湯をかける前に濡れたタオルで拭いてみる

3.シャンプー後におやつを与えてご褒美をあげる

少しずつポジティブな印象を持たせることで、犬がお風呂に慣れてくれるようになるでしょう。

皮膚が弱い犬の場合はどうすればいい?

皮膚が敏感な犬には、低刺激・無添加のシャンプーを選びましょう

特に、アロエやオートミール配合のものは保湿力が高く、敏感肌の犬におすすめです。

また、皮膚トラブルがひどい場合は、獣医師に相談して専用の薬用シャンプーを処方してもらうのも一つの方法です。

 

低刺激シャンプーの選び方は以下の記事でも解説していますので、一緒にご覧ください。

「犬用のシャンプーは低刺激が良い?選び方や注意点を解説」

シニア犬・子犬のシャンプー時に気をつけることはある?

シニア犬や子犬は皮膚が特にデリケートなので、できるだけ優しく洗うことが大切です。

・シニア犬は体力が落ちているため、短時間で済ませる

・子犬は低刺激のシャンプーを使い、ぬるめのお湯で洗う

・どちらもシャワーの圧を弱めに設定し、できるだけ負担をかけない

以上のことを意識して、負担をかけないシャンプーを心がけましょう。

まとめ:犬のシャンプーは注意点に気をつけながら丁寧におこなおう

犬のシャンプーは、皮膚や被毛の健康を守るために重要ですが、間違った方法でおこなうとトラブルの原因になります。

シャンプー前のブラッシングや、ぬるま湯でのすすぎ、乾燥の徹底も大切です。

正しいシャンプー方法を守りながら丁寧におこなうことで、快適なケアができ愛犬の健康を守れますよ。

 

南柏たなか動物病院では、皮膚科専門医の診察や予防接種も受け付けています。

少しでも愛犬の異変を感じた場合は、お気軽にご来院ください。

WEB・お電話からの予約優先制を取り入れており、事前に予約いただくことで待ち時間を短縮できます。

\愛犬の皮膚に心配事があるなら/

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