「犬アレルギーで蕁麻疹が出てしまう」
「蕁麻疹が出てしまったときの対処法が知りたい!」
と思っていませんか?
犬を飼っている方や触れ合う機会が多い方の中には、犬アレルギーの症状が出てしまいくしゃみや目の痒みなどに悩んでいる方もいますよね。
なかには突然皮膚が赤く腫れ、痒みを伴う蕁麻疹が出てしまうことも・・・
しかし、正しい対処法と予防策を実践すれば、犬と共存しながら症状を軽減することが可能です。
この記事では、「犬アレルギーによる蕁麻疹の対処法から原因」まで詳しく解説します。
蕁麻疹を抑えて愛犬とたくさん触れ合いたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
南柏たなか動物病院では、日本で数人しかいないアジア獣医皮膚科の専門医が病院訪問を担当しており、あらゆる皮膚の病気の治療が可能です。
院内は居心地の良い環境や話をしやすい雰囲気づくりを意識しており、飼い主様の不安に寄り添いながら診察しておりますので、お気軽にご相談ください。
\愛犬の皮膚に異変を感じたら/
犬アレルギーによる蕁麻疹が出た際のすぐできる対処法4つ
犬アレルギーによる蕁麻疹が出たら、できるだけ早く適切な対処をすることが重要です。
・皮膚を洗い流す
・冷やして痒みを抑える
・薬を服用する
・病院を受診する
すぐ実践できるものばかりなので、正しく対処して皮膚を守りましょう。
対処法①:皮膚を洗い流す
犬アレルギーが原因で蕁麻疹が出てしまうのは、犬のフケや毛、唾液に含まれるアレルゲンが皮膚に付着して免疫反応が引き起こされてしまうからです。
しかし、そのまま放置せずに皮膚を洗い流すことでアレルゲンの刺激を抑え、症状の悪化を防げます。
蕁麻疹が出てしまった場所によって、対処法が少し異なります。
・手や腕:水と石鹸で強く擦らず、優しく洗い流す
・顔や首:洗顔料を使って顔を洗い、タオルで押さえるようにして優しく拭く
・全身:シャワーを浴びて、アレルゲンを全身から洗い落とす
アレルゲンは肌だけでなく衣服にも付着するため、着替えることも症状を抑えるのに効果が期待できます。
対処法②:冷やして痒みを抑える
蕁麻疹が出ると、かゆみが強くなることがありますが、掻きすぎてしまうと症状が悪化します。
そのため、掻いてしまう前に皮膚を冷やすことで炎症を抑え、かゆみを軽減できます。
蕁麻疹が出てしまった際は、以下の方法で素早く患部を冷やしましょう。
・清潔なタオルを冷水に浸して軽く絞り、患部に当てる
・保冷剤をタオルで包み、短時間(5〜10分程度)冷やす
・エアコンの冷風や扇風機の風を当てる(直接ではなく間接的に)
冷やしすぎると血流が悪くなり、逆に皮膚の状態が悪化することもあるため、短時間で様子を見ながら行うことが大切です。
対処法③:薬を服用する
蕁麻疹が頻繁に出る場合は、抗アレルギー薬の服用を検討するのも有効です。
市販のかゆみ止めやアレルギー対応の飲み薬を利用すると、短時間で症状を和らげられます。
ただし、症状が長引く場合や重い症状がある場合は、医師に相談することが重要です。
病院では、より症状に応じた適切な薬を処方してもらえるため、早い改善が期待できます。
対処法④:病院を受診する
蕁麻疹だけでなく、以下のような症状が現れた場合は、アナフィラキシーショックの可能性があるため、すぐに医療機関を受診してください。
・息苦しさ
・顔や唇の腫れ
・強いめまい
・意識の朦朧
・全身に広がる激しい発疹
これらの症状が出た場合は、自己判断せずすぐに病院を受診しましょう。
蕁麻疹だけなら対処法を行うことで改善の見込みがありますが、悪化すると蕁麻疹の対処だけでは改善できないことがあるため、早めの受診がおすすめです。
南柏たなか動物病院では、犬や猫のあらゆる症状のお悩みに寄り添いながら診察いたします。
予約の際は、WEB・お電話でしていただくことで待ち時間が少なくすみます。
\愛犬のためには早期発見が大切/
犬アレルギーによる蕁麻疹の予防法3つ
犬アレルギーによる蕁麻疹を防ぐには、以下の方法が効果的です。
・室内環境を清潔にしてアレルゲンを減らす
・犬の毛やフケが皮膚につかないようにする
・皮膚のバリア機能を高める
順に詳しく解説します。
予防法①:室内環境を清潔にしてアレルゲンを減らす
犬のフケや毛は空気中を漂い、床や家具、衣類にも付着するため、皮膚に触れるリスクを減らすには室内の環境を整えることが重要です。
・空気清浄機を設置する
・ 掃除機を週3回以上かける
・カーテンやクッションを定期的に洗濯する
・犬の寝床やお気に入りの場所も掃除する
空気清浄機を設置して、空気中に舞ってしまうアレルゲンを除去しましょう。
掃除機をかけてフケや毛をなくすのも必要ですが、目に見えないアレルゲンは空気清浄機が効果的です。
また、カーテンなどの布類や犬の寝床もこまめに洗濯・掃除をおこない常に清潔を保つことで蕁麻疹の発生を抑えます。
さらに掃除機をかけるときは、アレルゲンが舞い上がらないように水拭きも併用すると効果的ですよ。
予防法②:犬の毛やフケが皮膚につかないようにする
犬アレルギーによる蕁麻疹は犬のフケや毛、唾液が皮膚に付着し、アレルギー反応を起こすことが原因です。
そのため、まずは皮膚に直接アレルゲンが触れる機会を減らすことが大切です。
・犬と触れ合うときは長袖、長ズボンを着る
・犬を触ったらすぐに手を洗う
・犬が顔を舐めるのを避ける
犬と触れ合う場合は、長袖・長ズボンを着用してアレルゲンの付着を最小限に抑えます。
犬の毛などが肌に触れることで蕁麻疹が出てしまう可能性があるため、触れないように皮膚を守りましょう。
万が一、犬に触れてしまったときや遊んだあとは手を清潔にして、顔や首などに触れないよう注意が必要です。
また、唾液にもアレルゲンが含まれており、蕁麻疹を引き起こす原因になります。
できるだけ肌に触れないようにすることで、快適に愛犬と日常を過ごせるでしょう。
予防法③:皮膚のバリア機能を高める
アレルギーによる蕁麻疹は、皮膚のバリア機能が低下していると悪化しやすいと言われています。
さらに皮膚が乾燥していると、アレルゲンが皮膚の奥まで入り込み、免疫反応が強くなりやすいため、日頃から保湿ケアを行いましょう。
・お風呂上がりや洗顔後に保湿クリームを塗る
・ 低刺激のスキンケア用品を選ぶ
・乾燥しやすい冬場は加湿器を使用する
大切なのは肌の乾燥を防ぐことです。
入浴後や洗顔後は、ほんの数分で乾燥が加速してしまうため、素早く化粧水や乳液で肌の乾燥を防ぎましょう。
また、犬アレルギーの方は、肌が敏感になっている場合もあるため、刺激の感じにくい低刺激や敏感肌用のスキンケアアイテムがおすすめです。
さらに、加湿器などを使用して部屋の乾燥を防ぐことで肌をうるおせるため、必要に応じて使用するとよいでしょう。
犬アレルギーで蕁麻疹が出る原因とは?
犬アレルギーによる蕁麻疹は、主に犬のフケや毛、唾液などに含まれるアレルゲンが皮膚に触れることで発症します。
これらのアレルゲンに対して免疫システムが過剰に反応し、ヒスタミンという物質が放出されることで、皮膚が赤く腫れ、かゆみを伴う発疹が現れます。
特に、皮膚が敏感な方や乾燥しやすい方はアレルゲンが浸透しやすく、蕁麻疹が出やすい傾向に。
犬のフケや毛は空気中を漂い、衣服や家具にも付着するため、犬に直接触れていなくてもアレルゲンが皮膚に触れてしまうことがあります。
さらに、犬が人の手や顔を舐めることで唾液に含まれるアレルゲンが皮膚に残り、発疹が発生することも。
また、皮膚に傷があるとアレルゲンが侵入しやすくなり、より強いアレルギー反応を引き起こす可能性が高まります。
そのため、肌の乾燥を防いでバリア機能を高めて症状の悪化を防ぎましょう。
まとめ:犬アレルギーで蕁麻疹が出てしまったときは適切な対処と予防で皮膚を守ろう
犬アレルギーによる蕁麻疹を防ぐためには、アレルゲンとの接触を減らして皮膚のバリア機能を高めることが大切です。
室内を清潔に保ち、こまめに掃除することで空気中のアレルゲンを減らし、手洗いを徹底することで直接的な接触を防げます。
また、皮膚の乾燥を防ぐために保湿ケアを行うことも蕁麻疹の予防に役立ちます。
犬との共存を快適にするためには日常的な対策を継続し、自分の体質に合った方法を見つけましょう。
症状がひどい場合は医師に相談し、適切な治療を受けることで、アレルギーとうまく付き合いながら犬との生活を楽しめますよ。
南柏たなか動物病院では、皮膚科専門医の診察や予防接種も受け付けています。
少しでも愛犬の異変を感じた場合は、お気軽にご来院ください。
WEB・お電話からの予約優先制を取り入れており、事前に予約いただくことで待ち時間を短縮できます。
\愛犬の皮膚に心配事があるなら/