『猫の皮膚にできる黒い粒はなに?』
『猫のお腹にある黒い粒は病気?』
突然愛猫の皮膚やお腹に黒い粒を見つけたら不安になりますよね。
本記事では、猫の皮膚、お腹に見られる黒い粒の原因や対処法について解説します。
猫のお腹の皮膚に見られる黒い粒は、原因によって対処法や必要な治療が異なります。
動物病院なら、原因に合わせた治療を受けられるので早めの受診を検討しましょう。
南柏たなか動物病院では、日本でも数少ないアジア獣医師皮膚科専門医が診察を行っており、皮膚の病気に幅広く対応しています。
猫のお腹の黒い粒や皮膚の様子など気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
電話やWebから予約ができるため待ち時間を短縮することができますよ。
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猫のお腹の皮膚にできる黒い粒の考えられる原因4つ

猫のお腹の皮膚にできる黒い粒の原因として可能性があるものを4つご紹介します。
・ノミの糞
・かさぶたなどの外傷
・毛穴詰まり
・細菌感染による炎症
それぞれ詳しく解説します。
原因①:ノミの糞
猫の皮膚にノミがついている場合には、お腹の黒い粒はノミの糞の可能性が考えられます。
ノミは猫の皮膚につき、血を吸って糞をします。
ノミの糞はノミが吸った血液でできており、黒いフケのような粒状の見た目です。
黒い粒を湿らせた綿棒やティッシュで拭き取ると、フンとして固まった血液がふやけて赤くなるのでご自身でも判別しやすいのが特徴です。
もしノミの糞が猫のお腹についていた場合、ノミが猫に寄生している証拠です。
市販の駆除薬を使ったり動物病院で処方してもらったりして、なるべく早く対策を試みましょう。
原因②:かさぶたなどの外傷
猫のかさぶたは、人のものと同じように固まると黒い点のように見えることがあります。
かさぶたが治るときにかゆみが出たり、かさぶたが気になったりしてかいてしまうと黒い粒のように見える状態が長引いてしまいます。
猫のお腹の皮膚は猫の皮膚の中でもお腹は皮膚が見えているのでかさぶたができやすいです。
また、毛が薄い部分でもあり、よりかさぶたが目立ちやすい部位です。
かさぶたの状態が長引いている場合には、菌が入るなど二次被害にも繋がりかねないので患部を保護する、または動物病院の受診を検討しましょう。
南柏たなか動物病院では、日本で数名しかいないアジア獣医皮膚科の専門医が診察を担当しており、幅広い皮膚の病気に対応しています。
猫のお腹の皮膚についても的確な治療を受けられれば早期回復が期待できますよ。
原因③:毛穴詰まり
猫のお腹の皮膚に見られる黒い粒は毛穴詰まりの場合もあります。
・グルーミングがうまくできていない
・食生活が変化した
・皮膚が乾燥し、皮脂を過剰に分泌した
などが考えられる原因の一例です。
猫のお腹は、毛が薄く皮膚が見えやすい場所です。
そこの皮脂腺に、過剰に分泌された皮脂や毛に付着した汚れが詰まると黒い粒のように見えます。
毛穴詰まりが悪化すると、炎症を起こすリスクが高くなるのでトリミングサロンで猫のシャンプーをお願いしたり食生活を見なおしたりと改善を目指しましょう。
長引くようであれば動物病院を受診するのが確実ですよ。
原因④:細菌感染による炎症
黒い粒があるお腹の皮膚に
・膿、ただれ
・皮膚の腫れ
・臭い
などの症状が見られたら細菌感染の可能性があります。
細菌感染は、抗生物質による治療が必要です。
放っておいても治るケースは少ないのでなるべく早く動物病院を受診し、治療をしましょう。
南柏たなか動物病院では、日本で数名しかいないアジア獣医皮膚科の専門医が診察を担当しており、幅広い皮膚の病気に対応しています。
しっかりと診断を受けることで、猫のお腹の皮膚に見られる黒い粒についても、原因に合わせた適切な対処ができますよ。
猫のお腹の皮膚に黒い粒が見られた時の対処法5選

猫のお腹の皮膚に黒い粒が見られた時の対処法を5つご紹介します。
・水分摂取を促す
・抗菌拭き取りやシャンプーをする
・エリザベスカーラーをして掻きむしらないようにする
・ストレスを与えない
・亜鉛等の栄養補助サプリを使う
黒い粒のようなものの原因に合ったアプローチをすることが早期完治に繋がりますよ。
それぞれ詳しく解説します。
対処法①:水分摂取を促す
猫に主にドライフードを与えている場合、食事から摂れる水分がほとんどないため水不足に陥りやすいです。
猫の体の水分が不足していると、皮膚の乾燥や炎症につながります。
・ウエットフードを併用する
・水を定期的に交換して清潔な状態を維持する
などの対策により飼い主さんが意識的に猫の水不足を意識してあげることで乾燥による皮膚のトラブル防止に繋がりますよ。
対処法②:抗菌拭き取りやシャンプーをする
シャンプーを定期的にしてあげることも効果的です。
猫のお腹の皮膚にある黒い粒が、ノミの糞の場合には、洗い流すことができます。
また、他の理由の場合にも皮膚を清潔に保つことは効果的です。
猫のシャンプーの頻度は短毛種の子で2〜3ヶ月に1回程度、毛の長い種類の猫で月1回が良いとされています。
もしも水が苦手でご家庭でシャンプーができない場合には、
・サロンを利用する
・抗菌拭き取りシートを利用する
などで対応し清潔に保つようにしましょう。
対処法③:エリザベスカーラーをして掻きむしらないようにする
外傷がかさぶたになり、猫のお腹の皮膚に黒い粒のように見えている場合、治りかけにかゆみが出て掻きむしってしまい、外傷を繰り返してしまうことがあります。
患部が気になる様子が見られたらエリザベスカーラーを利用して完全に傷が塞がるのを待ちましょう。
かさぶたを掻きむしってしまうと、菌に感染したり傷が膿んだりと別のリスクが高まります。
飼い主さんがしっかり様子を見てあげることが大切ですよ。
対処法④:ストレスを与えない
猫はストレスで、皮脂を過剰に分泌したり毛穴が開いたりと皮膚トラブルを起こす場合があります。
猫のお腹の皮膚に見られる黒い粒が毛穴詰まりが原因の場合には、保湿はもちろんですがストレスを与えないことも改善につながります。
ストレスがかかると体力が落ち、免疫力の低下にもつながります。
結果、細菌感染を起こすこともあり得るのでなるべくストレスフリーな環境づくりを心がけましょう。
対処法⑤:亜鉛等の栄養補助サプリを使う
猫の皮膚には亜鉛の栄養素が必要なので、不足している場合には、サプリメントを活用して補うのも良いでしょう。
その他にも脂肪酸(オメガ3、オメガ6)は
・皮膚の炎症を抑える
・保湿効果
・乾燥やかゆみの軽減
に役立ちます。
必要に応じて普段の食事の栄養補助として取り入れてみましょう。
以上が、猫のお腹の皮膚に黒い粒が見られた場合の対処法です。
すぐにできるものを中心にご紹介したのでぜひ参考にしてみてください。
これらの対処法と並行して動物病院の受診を検討すると安心ですよ。
まとめ:猫のお腹の皮膚に黒い粒を見つけたら動物病院を受診しましょう

猫のお腹の皮膚に黒い粒を見つけた場合、原因によって対処法が異なるので動物病院を受診することがおすすめです。
どうしてもすぐには動物病院に連れて行けないときは、ご紹介した対処法を試しつつ様子をみましょう。
南柏たなか動物病院では、皮膚に関する専門的な診察が受けられます。
WEBや電話からの予約を優先して受け付けているため、事前にご予約いただければ待ち時間の短縮ができますよ。猫の皮膚トラブルでお困りの方はぜひお気軽にご相談ください。
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