猫のかゆみ止めに使える飲み薬は?かゆみの原因5種ごとに解説!

『猫のかゆみ止めにはどんな飲み薬がある?』

『猫がかゆがっていたらかゆみ止めは必要?』

愛猫の皮膚にかゆみの症状が見られたら、市販のかゆみ止め用の飲み薬を使ってもいいのか、動物病院に行くタイミングなど悩みますよね。

猫の皮膚のかゆみの原因によって、適切な飲み薬の種類や対処法は異なります。

本記事では、猫のかゆみにお悩みの飼い主さんへ飲み薬の種類や注意点、動物病院に行くべきタイミングまでを詳しく解説しています。

南柏たなか動物病院は、日本でも数少ないアジア獣医師皮膚科専門医が診察を行っており、皮膚科診療には特に注力しています。

院内もリラックスできる空間づくりを心がけておりますので動物病院が苦手な猫ちゃんも安心してご来院いただけます。

電話、WEBからもご予約可能なので待ち時間も短縮できます。

愛猫の皮膚についてや、飲み薬についてなどお気軽にご相談ください。

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目次

猫の皮膚のかゆみ止めに使える飲み薬3種類

猫の皮膚に使える飲み薬タイプのかゆみ止めを、動物病院で処方されるものから市販で買えるタイプまで3種類ご紹介します。

・動物病院で処方される抗ヒスタミン剤
・市販で買えるサプリメント
・市販の飲み薬

それぞれ詳しく解説します。

種類①:動物病院で処方される抗ヒスタミン剤

猫のかゆみ止めとして動物病院で処方される飲み薬の一つに抗ヒスタミン剤があります。

・アレルギー症状によるかゆみを和らげる
・アレルギー症状を軽減

する目的で処方され、食物アレルギーも花粉症などの環境要因のアレルギーにも幅広く使われます。

ただし、強い薬のため猫の種類や大きさによって分量が変わってきます。人間用のものと成分も異なるため必ず獣医師の指示のもと服用することが重要です。

種類②:市販で買えるサプリメント

冬場の乾燥しやすい時期だけ使いたい場合や、少し気になる程度なら飲み薬タイプの市販のサプリメントを試すのも良いでしょう。

猫のかゆみ止め目的で使われるサプリメントとして3つほど種類と服用目的をご紹介します。

種類目的
オメガ3脂肪酸皮膚の炎症を抑える保湿効果アレルギー症状の緩和
乳酸菌アレルギー症状の緩和免疫バランスを整える腸内環境改善
ビタミンB皮膚の再生を促すフケの軽減かゆみを和らげる

人間用のサプリメント同様、医薬部外品ではく、あくまで補助的な役割として取り入れましょう。

チキンや魚介の味がついているものが多く飲み薬が苦手な猫でも飲みやすい商品が多く売っているので気軽に試すことができますね。

ただし、症状が長引く場合には動物病院を受診して薬を処方してもらうのが確実ですよ。

種類③:市販の飲み薬

すぐに動物病院に行けないという飼い主さんのために、市販で買える飲み薬を3つご紹介します。

種類目的
アレルギー緩和医薬品アレルギー症状の緩和ヒスタミンの働きを抑えるかゆみの軽減
ノミダニ駆除薬ノミアレルギーの原因を排除ノミダニによる虫刺され防止ノミダニの繁殖予防
皮膚トラブル用漢方かゆくなりやすい体質の改善かゆみを和らげる慢性的な皮膚炎の緩和

市販の飲み薬は、動物病院で処方されるものよりも弱い傾向があるのでアレルギー症状やかゆみが軽度な場合には良いでしょう。

ただ、ノミダニ薬などは特に猫の体重にあった量服用しなければ猫の体に良くありません。

漢方薬は自然由来で取り入れやすいですが、薬と比べるとサプリメント同様に効き方はゆっくりで長期的な緩和がメインになります。

症状が続くようなら、猫にとってもストレスになるので動物病院で診断を受け適切な飲み薬を処方してもらいましょう。

以上が、猫のかゆみ止めとして使える飲み薬3種です。

市販で買える薬の種類が増えているので上手に活用しつつ、長引くようなら動物病院を受診しましょう。

かゆみの原因を明確にして、合った飲み薬を処方してもらえるので早い完治が期待できますよ。

猫にかゆみ止めの飲み薬が必要なタイミングは?かゆみの原因5つ

飲み薬が効果的な、猫のかゆみの原因を5つご紹介します。

・ノミアレルギー性皮膚炎
・食物アレルギー
・皮膚の舐めすぎによる炎症
・真菌感染症
・花粉症

それぞれ詳しく解説します。

原因①:ノミアレルギー性皮膚炎

猫のノミアレルギー性皮膚炎は、ノミの唾液に含まれるタンパク質に対するアレルギー反応により皮膚にかゆみが出る症状です。

ノミアレルギー性皮膚炎の可能性を感じたら

・ノミが猫の皮膚に付着しているか
・ノミの糞が体に付着してしないか
・猫の皮膚にブツブツした炎症がないか

を確認してみましょう。

ただし、ノミアレルギー性皮膚炎は1匹しかノミがついていなかった場合にも発症することがあります。

一方で皮膚にノミがいたとしてもノミアレルギー性皮膚炎と断定することはできません。

上記確認事項に当てはまる場合には、動物病院で

・アレルギー検査
・飲み薬の処方

など処置と自宅ケア時の指示を仰ぎましょう。

かゆみ止めを使うだけで、猫のストレス軽減にも繋がりますよ。

原因②:食物アレルギー

猫の皮膚のかゆみの原因の一つとして食物アレルギーの可能性もあります。

猫の食物アレルギーは、

・皮膚のかゆみ
・皮膚の炎症、赤み
・嘔吐、下痢

などの症状が考えられます。

フードやおやつで新しいものをあげる際には、初めは少しずつ様子を見ながら与えるようにしましょう。

症状を確認したり、違和感を感じたらすぐに与えるのをやめて様子を見ましょう。

心当たりがない場合にはすぐに動物病院を受診して、原因にあったかゆみ止めを処方してもらうのが安心ですよ。

原因③:皮膚の舐めすぎによる炎症

かゆみを感じた時以外にも猫は、

・違和感を感じた
・ストレス
・くせ

などの理由で皮膚を舐めてしまうことがあります。

普段の毛繕い程度なら問題ないのですが、過剰に舐めてしまうと皮膚が

・赤くなる
・毛が抜ける
・傷になる

など炎症を起こしてしまいます。

傷の治る過程や炎症によりかゆみを引き起こすリスクがあります。

対処法としてはストレス軽減や舐めない対策をすることはもちろんですが、炎症を抑える飲み薬、かゆみ止めを使うことが多いです。

原因④:真菌感染症

猫の皮膚に真菌と呼ばれるカビの一種がかゆみを引き起こす場合があります。

健康体な猫であれば基本的に、真菌で感染することはありません。

・老化による免疫機能の低下・体力が落ちている・病気にかかっている

など、コンディションが安定していないタイミングだと猫の皮膚はバリア機能が低下し真菌に感染する危険性が高くなります。

治療は症状や重症度合いに合わせて、外服薬の塗り薬を使う場合もあれば飲み薬を使うこともあります。

かゆみ止めでかゆみを抑えて掻き毟らない様にケアしてあげましょう。

南柏たなか動物病院では、症状や年齢など猫に合わせた薬や治療の提案を行っております。

皮膚に関するスペシャリストが揃っておりますので、飲み薬が苦手であったり塗り薬の効果が見られないなどのお悩みにも柔軟に対応いたします。

お気軽にご相談ください。

原因⑤:花粉症

猫は花粉症によって皮膚にかゆみが出る場合もあります。

花粉症は、スギやヒノキなどの花粉に対してアレルギーを起こしている状態のため食物アレルギーと同じように皮膚に症状が出やすい傾向があります。

季節性の症状を感じたら花粉症を疑って体を拭いてあげるなど対策をしてあげましょう。

以上が飲み薬が使われることが多い猫の皮膚のかゆみの原因5つになります。

軽症でもかゆみが続くと猫にとっては非常にストレスですし別の症状につながることも考えられます。

南柏たなか動物病院では、日本で数名しかいないアジア獣医皮膚科の専門医が診察を担当しています。

猫の皮膚についてや、かゆみに使える飲み薬などお気軽にご相談してください。

まとめ:猫のかゆみ止めに使える飲み薬は動物病院で処方してもらうのがおすすめ

今回は、猫のかゆみ止めとして使える飲み薬をご紹介しました。

市販の飲み薬の種類も増え、味付きのものやお菓子タイプ、チュールタイプなど様々なので飲み薬が苦手な猫ちゃんも挑戦しやすくなりましたよね。

南柏たなか動物病院では、皮膚の専門医が在籍しており皮膚トラブルに力を入れております。

猫の皮膚トラブルやかゆみについてはもちろんですが、飲み薬の与え方などもお気軽にご相談ください。

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