犬アレルギーと目の周りに出る症状の関係性とは?原因から対処法までを解説

「犬アレルギーで目の周りにも症状が出てきている」

「最近、目の周りが痒くなってきた」

とお困りではありませんか?

犬アレルギーは、犬の毛やフケ、唾液などに含まれるアレルゲンが引き金となり、さまざまな症状を引き起こします。

その中でも、目の周りは皮膚が薄く症状が出やすい部位であるため、特に注意が必要です。

そこで今回は、「犬アレルギーの人が目の周りに症状が出る原因や対処法など」を詳しく解説します。

犬アレルギーで目の周りの症状に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

南柏たなか動物病院では、日本で数人しかいないアジア獣医皮膚科の専門医が病院訪問を担当しており、あらゆる皮膚の病気の治療が可能です。

院内は居心地の良い環境や話をしやすい雰囲気づくりを意識しており、飼い主様の不安に寄り添いながら診察しておりますので、お気軽にご相談ください。

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目次

犬アレルギーで目の周りに症状が出る原因3つ

犬アレルギーによる目の周りの症状には、以下の3つのような原因があります。

・目を無意識に擦る

・犬の毛が付着したメイク道具を使用する

・洗濯や掃除が不十分

順に解説していきます。

原因①:目を無意識に擦る

犬と触れ合った後や犬の毛が飛散している環境では、アレルゲンが手や指に付着しやすくなってしまいます。

この状態で目を擦ると、アレルゲンが直接目の周りや結膜に移り炎症を引き起こします

特に目の周りの皮膚は薄く、敏感に反応してしまうため症状が現れやすい部位です。

そのため、犬に触れた手でそのまま目を擦ってしまうと、痒みなどの炎症が広がります。

愛犬と触れ合ったあとは、必ず手を清潔にすることを徹底するだけで、目の周りへの影響を防げますよ。

原因②:犬の毛が付着したメイク道具を使用する

犬を飼っている環境では、毛やフケが化粧ブラシやパフ、アイライナーのチップなどに付着してしまう可能性があります。

付着していることに気づかず、そのまま使用してしまうと目元にアレルゲンを直接運んでしまい、症状を引き起こします。

特にアイシャドウブラシやチップは、目に直接触れてしまう危険性があり注意が必要です。

メイク道具を犬の近くに置かないのはもちろん、定期的に洗浄して常に清潔な状態を保って目の周りを守りましょう。

原因③:洗濯や掃除が不十分

犬の毛やフケは、衣服や寝具、カーテンといった布製品に付着しやすく、これが間接的に目の周りに影響を与える場合があります。

洗濯や掃除が不十分な場合、アレルゲンが蓄積して症状が悪化してしまうこともあります。

特に室内飼いの家庭では、空気中に舞ったアレルゲンが家中に広がり、ホコリが舞うとともに影響を受けやすいのも現実です。

対策として、定期的に洗濯や掃除をおこなうのはもちろん、掃除機はアレルゲン対応のフィルター付き製品を使用して空気清浄機を併用すると効果的です。

さらに、布製品はこまめに洗濯してアレルゲンの付着を防ぎましょう。

犬アレルギーで目の周りに現れる症状3つ

犬アレルギーにより、目の周りに現れる代表的な症状は以下の3つです。

・痒みや赤み

・腫れや涙が出る

・結膜炎

軽度の症状から重度のものまで段階的に説明します。

症状①:痒みや赤み

犬の毛やフケ、唾液に含まれるアレルゲンが皮膚や目の粘膜に付着することで、体内の免疫システムが反応します。

目の周りがムズムズと痒くなり、目尻やまぶたの薄い皮膚の部分で強い痒みを感じます。

さらに、目元を触ったり擦ったりしてしまうと、赤みや炎症が広がってしまうでしょう。

また、肌が乾燥しているとバリア機能が弱くなり、目の周りの痒みが強くなります。

そのため、保湿を徹底して痒みを感じない肌環境を作りましょう。

症状②:腫れや涙が出る

アレルゲンに対する免疫反応が強くなると血管が拡張してむくみが発生し、まぶたや目の下が腫れることがあります。

酷くなると目の上や下がぷっくりと膨れるような状態になり、さらに悪化すると腫れが視界を遮ることもあるので注意が必要です。

また、目にアレルゲンが入ると、体はそれを排除しようとして涙を過剰に分泌します。

涙はアレルゲンを洗い流す役割がありますが、過剰な分泌はかえって症状を悪化させることもあります

さらに涙が多いと視界がぼやけたり、日常生活に支障をきたしたりすることがあるため、注意しましょう。

症状③:結膜炎

犬アレルギーが進行すると目の表面を覆う結膜に炎症が起こり、アレルギー性結膜炎になります。

結膜炎は、目の充血や強い痒み、粘り気のある涙や目やにが出るのが特徴です。

特に起床時は目やにを感じやすく、目を開けにくくなってしまう場合もあります。

また、結膜炎が重症化すると、視力に影響を与えることもあります。

さらに、結膜の腫れが異常に進行すると、巨大乳頭結膜炎などの深刻な状態になる場合もあるので早急な対応が必要です。

 

南柏たなか動物病院では、犬や猫のあらゆる症状のお悩みに寄り添いながら診察いたします。

予約の際は、WEB・お電話でしていただくことで待ち時間が少なくすみます。

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犬アレルギーでも目の周りの症状を軽減・予防する方法

犬アレルギーによる目の周りの症状は、アレルゲンとの接触を極力避けることが予防と軽減のポイントです。

日常生活での工夫と適切なケアを取り入れることで、症状を和らげて快適な生活を維持できます。

また、症状が重い場合は自己判断せず、早めに医療機関を受診しましょう。

ここでは、日常生活での対処法や目の周りのケアについて、それぞれの対策を詳しく解説します。

日常生活での対策

日常の習慣や環境を整えることで、アレルゲンへの接触を最小限に抑えられます。

例えば、犬を撫でたり抱っこしたりした後は必ず手を洗ったり、犬が顔を舐めるのを避けるなど小さなことですが、犬アレルギーの方にとっては重要な行動です。

また、掃除をこまめにおこない、空気清浄機の活用も大切です。

普段、日常生活を過ごすなかで犬の毛やフケを目の周りに付着させないよう、細心の注意を払って生活しましょう。

目の周りのケア方法

目の周りは皮膚が薄く、アレルゲンの影響を受けやすいため、正しいケアが重要です。

特に目の周りの乾燥を防ぐことで、痒みを最小限に抑えられます。

さらに、目の周りは皮膚が薄く敏感な部位でもあるため、アルコールや香料を含まない低刺激の製品を選び、やさしく塗布して目の周りを保湿しましょう。

また、既に痒みがある場合は、冷たいタオルを目元に当てることで炎症を抑えられますよ

医療機関での治療方法

症状が重い場合や、日常的な対策で改善しない場合は医療機関を受診しましょう。

まずは犬アレルギーであることを明確にするため、血液検査や皮膚テストを受けてアレルゲンを特定します。

目の周りの治療薬として、アレルギー反応を抑えてくれる抗ヒスタミン薬、炎症や腫れがひどい場合にはステロイド外用薬などが最適です。

アレルギーの改善には時間がかかる場合もありますが、早期に対応することで悪化を防いで目の痒みや赤みなどの症状を改善できるでしょう。

 

犬アレルギーについてはこちらの記事でも解説していますので、一緒にご覧ください。

「犬アレルギーは市販薬で治せる?選び方と注意点を徹底解説」

「犬アレルギーを突然発症する原因とは?症状や対処法を解説」

まとめ:犬アレルギーでも目の周りを守るには触らないことが大切!万が一症状が出たら早急に対処しよう

犬アレルギーで目の周りに症状が出る原因は、日常生活の中で無意識におこなっている行動に隠れています。

目を触らない」「手を清潔に保つ」「環境を整える」の3つのポイントを重視しましょう。

愛犬と共に快適な生活を送るために、日頃のケアや対策を積極的に取り入れることで目の周りへの症状を避けられますよ。

 

南柏たなか動物病院では、皮膚科専門医の診察や予防接種も受け付けています。

少しでも愛犬の異変を感じた場合は、お気軽にご来院ください。

WEB・お電話からの予約優先制を取り入れており、事前に予約いただくことで待ち時間を短縮できます。

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