犬のアレルギー対応手作りご飯!メリットや注意点を解説

「愛犬にアレルギーがある場合はなにを食べさせたらいい?」

「犬アレルギー対応のご飯を手作りしたい」

と悩んでいる飼い主さんも多いのではないでしょうか。

市販のドッグフードにはアレルゲンとなる食材や添加物が含まれていることがあり、愛犬の健康を考えると手作りご飯を検討している飼い主さんもいますよね。

しかし、ただ手作りご飯を食べさせているだけでは、完全にアレルゲンを避けられているとは言えません。

この記事では、犬のアレルギー対応手作りご飯のメリットや作る際の注意点などについて詳しく解説します。

犬アレルギーの手作りご飯について知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

南柏たなか動物病院では、日本で数人しかいないアジア獣医皮膚科の専門医が病院訪問を担当しており、あらゆる皮膚の病気の治療が可能です。

院内は居心地の良い環境や話をしやすい雰囲気づくりを意識しており、飼い主様の不安に寄り添いながら診察しておりますので、お気軽にご相談ください。

\愛犬の皮膚に異変を感じたら/

目次

犬アレルギー対応手作りご飯のメリット3つ

犬アレルギー対応のご飯を手作りすることで、以下のようなメリットがあります。

・アレルゲンを完全にコントロールできる

・不要な添加物を避けられる

・愛犬の体調や好みに合わせて調整できる

アレルギー対応のご飯を作って、愛犬の健康を守りましょう。

メリット①:アレルゲンを完全にコントロールできる

手作りご飯の最大のメリットは、アレルゲンとなる食材を完全に除去できることです。

市販のドッグフードは「低アレルゲン」や「アレルギー対応」と表示されていても、実際には微量のアレルゲンが含まれていたり、他の食材と混ざっていたりする可能性があります。

特に工場で製造されるフードでは、交差汚染(他の製品の成分が混ざること)を完全には防ぎきれないこともあります。

その点、手作りご飯ならすべての材料を自分で管理できるため、愛犬にとって本当に安全な食事を提供することが可能です。

また、アレルギー検査で判明した特定の食材を避けながら、代替食材を選んでバランスの良い食事を作れます。

さらに手作り食事を続けることで、愛犬のアレルギーの原因をより深く理解でき、症状の悪化を防ぐだけでなく、適切な食事によって体質の改善を促すことも期待できますよ。

メリット②:不要な添加物を避けられる

市販のドッグフードには、長期保存を目的とした保存料や見た目を良くするための着色料、香りを強める香料など多くの添加物が含まれています

これらの添加物は、直接的なアレルギーの原因にならない場合でも、体内に蓄積されることでアレルギーを引き起こすリスクを高める可能性があります。

特に、合成保存料や人工甘味料などの化学物質は、犬の免疫機能を乱し皮膚炎や消化不良などの症状を悪化させる原因になることも。

手作りご飯なら、こうした不要な添加物を一切含まず自然で安全な食事を愛犬に与えられます

また、新鮮な食材を使うことで、加工食品では失われがちなビタミンやミネラルなどの栄養素をしっかり摂取できます。

さらに、手作りの食事は素材本来の風味が生かされるため、余計な香料を加えなくても美味しく食べてもらえるでしょう。

食が細い犬やアレルギーによって食欲が落ちている犬にも、自然な香りのする手作りご飯は食べやすく、食事の楽しみを取り戻せる可能性があります。

メリット③:愛犬の体調や好みに合わせて調整できる

愛犬の体調や好みに応じて、食事内容を柔軟に調整できることも大きな魅力です。

市販のフードでは「アレルギー対応」とされている製品でも、すべての犬に合うとは限りません。

例えば、アレルギーがなくても消化器が弱い犬や腎臓に負担をかけたくない犬には、市販フードに含まれる特定の成分が合わないこともあります。

手作りご飯なら個体差に合わせて、消化しやすい食材を選んだり栄養バランスを調整したりできるのがメリットです。

・胃腸が弱い犬:消化の良い「おかゆ状」のご飯にする

・関節が弱い犬:コラーゲンを含む「鶏軟骨やゼラチン」を加える

・腎臓に配慮したい犬:リンやナトリウムを抑えた食材を選ぶ

犬にも好みがあり特定の食材を嫌がる場合は、違う食材に変えたり調理法を変えたりすることで、食事の満足度を高められるのも手作りご飯ならではのメリットです。

アレルギーになりやすい食材&避けたい食材

アレルギーの原因となる食材は個体差がありますが、一般的に以下の食材はアレルギーを引き起こしやすいとされています。

アレルギーを起こしやすい食材例

・小麦:グルテンアレルギーの原因になりやすい
・牛肉:犬のアレルギーで最も多い原因の一つ
・鶏肉:比較的多くの犬がアレルギーを持つ
・乳製品:糖不耐症の犬も多い
・大豆:加工食品によく含まれるが、アレルギーの原因になることもある

避けるべき食材

・ネギ類(玉ねぎ、長ねぎ、にんにく):赤血球を壊し、中毒を引き起こす
・チョコレート:カカオに含まれるテオブロミンが犬に有害
・ブドウ、レーズン:腎不全を引き起こす可能性がある
・香辛料の多い食品:消化器系に負担がかかる

アレルギー対応の手作りご飯を作る際は、アレルギーを引き起こさないよう使用する食材に気をつけましょう。

 

南柏たなか動物病院では、犬や猫のあらゆる症状のお悩みに寄り添いながら診察いたします。

予約の際は、WEB・お電話でしていただくことで待ち時間が少なくすみます。

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犬アレルギー対応のご飯を作る際の注意点3つ

犬アレルギー対応のご飯を手作りする際に注意して欲しい点は、以下の3つです。

・栄養バランスを意識する

・食材の調理方法に注意する

・作り置き、保存方法を工夫する

注意点を守って、安全に愛犬のご飯を手作りしましょう。

注意点①:栄養バランスを意識する

手作りご飯では、タンパク質・炭水化物・脂質・ビタミン・ミネラルのバランスを考えることが大切です。

特に手作りご飯では、カルシウムやビタミンDが不足しがちなので、小魚や卵殻パウダーを活用すると良いでしょう。

また、どのような点に気を付けてご飯を手作りして良いか迷った場合は、獣医師やペット栄養士に相談することで、愛犬に適した栄養バランスの食事を作れますよ。

注意点②:食材の調理方法に注意する

アレルギーを持つ犬は消化器が敏感な場合が多いため、食材は加熱調理するのが基本です。

・肉類は茹でるか蒸す:油を使わないことで消化しやすくする
・野菜は細かく刻んで柔らかくする:消化しやすくするため
・魚は骨をしっかり取り除く:喉に詰まらせないように

また、生のまま与えられる食材もありますが、安全性を考えると基本は加熱する方が安心です。

注意点③:作り置き・保存方法を工夫する

手作りご飯を毎回作るのが大変な場合は、作り置きをするのも一つの方法です。

ただし、保存方法には注意が必要です。

・冷蔵保存:2~3日以内に食べ切る(密閉容器に入れる)
・冷凍保存:1週間~10日程度で食べ切る(小分けにして解凍しやすくする)
・解凍方法:電子レンジや湯せんで温める(常温放置はNG)

保存方法を工夫することで、忙しい日でも手軽に安全なご飯をあげられます。

まとめ:犬のアレルギーは手作りご飯で健康な毎日に!心配事があれば南柏たなか動物病院へ行こう

犬のアレルギー対応手作りご飯には、アレルゲンを排除できる添加物を避けられる愛犬の体調に合わせられるなど多くのメリットがあります。

なお、栄養バランスや調理方法、保存方法には十分注意し愛犬に合った食事を提供することが大切です。

もし、愛犬のアレルギー症状がひどい場合や、手作りご飯の栄養面に不安がある場合は、南柏たなか動物病院のような専門の獣医師に相談することをおすすめします。

手作りご飯で、愛犬にとって健康で幸せな毎日をサポートしていきましょう!

 

南柏たなか動物病院では、皮膚科専門医の診察や予防接種も受け付けています。

少しでも愛犬の異変を感じた場合は、お気軽にご来院ください。

WEB・お電話からの予約優先制を取り入れており、事前に予約いただくことで待ち時間を短縮できます。

\愛犬の皮膚に心配事があるなら/

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